三上亮 退任記念展 『(ひみつ)行為の無作為』

東京藝術大学大学美術館
開催期間:2026年10月3日(土)〜2026年10月18日(日)
東京藝術大学大学美術館(東京都台東区上野公園12-8)にて、「三上亮退任記念展 (ひみつ)行為の無作為」を2026年10月3日(土)より10月18日(日)まで開催いたします。東京藝術大学美術学部工芸科陶芸研究室において10年にわたり教育・研究・制作に携わってきた三上亮の退任を記念する本展では、学生時代から現在に至るまでの代表作や新作を通して、その創作の軌跡と陶芸表現の本質に迫ります。大学入学以来、30有余年にわたり探求を続けてきた三上亮の創作の軌跡と、その陶芸表現の世界をぜひご覧ください。
会期
2026年10月3日(土) - 10月18日(日)
午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
10月5日(月)、10月13日(火)
会場
東京藝術大学大学美術館 陳列館 1、2階
東京藝術大学大学美術館 正木記念館 2階
主催 東京藝術大学美術学部
助成 東京藝術大学大学美術学部 杜の会
企画 東京藝術大学美術学部陶芸研究室(三上 亮、仲鉢 聖波、早野 樹)
本展覧会は、東京藝術大学美術学部工芸科陶芸研究室にて10年にわたり教育・研究・制作に携わってきた三上亮の退任展です。 本展では、学生時代から現在に至るまでの制作の軌跡を振り返るとともに、作品のみならず、その制作過程や思考を三つの展示空間によって紹介します。
●陳列館1階では、【代表作のアーカイブ】と題し、東京藝術大学在学中の作品から個展などで発表した代表作までを年表的に展示します。当時の展示ステートメントを作品とともに提示することで、それぞれの時代における制作の背景や思考を読み解き、三上亮の造形理念がどのように形成され、変遷してきたのかをたどります。アーカイブを単なる記録ではなく、現在の視点から再び作品と出会うための場として構成します。
●陳列館2階では、【ひみつ 行為の無作為】として三上亮の制作の根幹をなす焼成テストを中心に展示します。窯を焚くたびに、新たな土や石、灰など、出自の異なる素材を窯に入れて焼成を試みます。素材や焼成条件、窯の種類によって生まれる陶片は、一つとして同じものはなく、それぞれが固有の痕跡と記憶を宿しています。このような試行錯誤の積み重ねは、作品制作のための実験という枠を超え、制作そのものと同等、あるいはそれ以上に根源的な行為となっています。
●正木記念館では、《round》を発表します。 新作の野焼きによって制作された作品を和の建築空間に展開することで、自然の痕跡を宿した素材と静謐な空間が互いに響き合う展示を試みます。時間や環境を内包した作品は、これまでの制作の軌跡を映し出す新たな到達点として位置づけられます。



